祇園祭と伊東家

今日は7月17日。
本来なら祇園祭の前祭巡行が行われる日ですが、
例のコロナウイルスのせいで昨年同様、
ほとんどの主要な行事が中止となっています。

「長刀鉾」の扇子

さてこれまでにも書いていますが、
伊東家にとって縁が深いこの祇園祭。
祇園祭に関する以前の日記をまとめました。
かなりの数になりましたが、ぜひご高覧ください。

長刀鉾「和泉小次郎親衡」像(2012/6/6)
ソフィア 京都新聞文化会議(2012/6/11)
長刀鉾「和泉小次郎親衡」像2(2012/7/1)
月鉾稚児人形「於菟麿」(2012/7/8)
小学校にて(2013/6/14)
祇園祭ときゅうり(2013/7/3)
神輿洗い(2013/7/11)
祇園祭山鉾巡行(2013/7/18)
長刀鉾「和泉小次郎親衡」の話(2016/7/12)
続・祇園祭と伊東家(2016/7/17)
長刀鉾「花天冠」修復(2017/6/21)
祇園祭の曳き初め(20197/13)
月鉾の「於菟麿」(2019/7/21)

桐の木

何度も書いていますが伊東家の御所人形は
江戸時代から桐の木を素材に用いています。
国内産の目の詰まったものを三十年ほど寝かせ、
天日に当て、十分に乾燥させてから使用します。

桐を切る!

しかし鋸で原木を切るのはなかなかの重労働。
個体によっては手こずる場合もあるのですが、
今回のものは意外と楽に切れました。
どうやら筋肉痛は回避されそうです(笑)

気分転換!

伊東家では人形を作るのはもちろんですが、
その人形に持たせる小道具を作るのも大事な仕事・・・

玉の金彩!

そのため制作に煮詰まった時には、木を丸く彫って金彩したり・・・

銅線を三つ編みに!

銅線を三つ編みしたり・・・と、
いつか何かに使う時のため(笑)に備えておきます!
どちらも地味な仕事ですが、いい気分転換になりました(笑)

京都市動物園モニュメント

いきなりですがおしらせです。
先月の25日、京都市動物園ゾウの森
庄五郎作のモニュメントが設置されました!

「象のモニュメント」

京都ライオンズクラブの創立65周年を記念し、
陶芸家の今井眞正先生と共同制作させていただいた作品。
京都市動物園のHPに記事が掲載されていますので、
ぜひお読みください。

モニュメントに興味津々の象

このご時勢なので贈呈式等が行われるかは未定なのですが、
これからたくさんの来場者にご覧いただけたらうれしいです。
もし機会がございましたらぜひお立ち寄りください。

師走!

ウェスティン都ホテル京都

早いものでもう12月。
よく行くホテルのロビーもすっかりクリスマスムード。

粗彫り!

制作の方は展覧会も終わり、
次の目標に向けて新たなスタートを切りました。
来年の節句用に承っている作品もたくさんあり、
いよいよペースを上げていきます!

同志社女子大学

D.W.C.L.A.

早いもので9月も下旬。
6年前から講師を務める同志社女子大学では
いよいよ昨日から秋学期が始まりました。

講義台から見る大教室

ご承知のことと思いますが、春学期はすべてウェブ授業。
学生さんも私も本当に不自由な思いをしましたが、
この秋学期からはついに対面式授業が再開されることになりました。

一番後ろの席から・・・

とはいえ130名を超える登録者数は
このコロナ禍における教室の収容可能人数ギリギリ。
できるだけバラけて座るように伝えてはいるのですが、
来週の初授業ではどんな光景が見れるか楽しみです!(笑)