金彩

こんなこともやるんです。
人形が着ける烏帽子や冠、そのほか小道具に使うパーツの彩色。
膠(にかわ)を加えた水に金泥を溶いたものを、筆で4~5回塗り重ねます。

いい感じに塗れてます!

写真ではかなり光っているように見えますが、これではまだ不十分。
このあとイノシシの牙で全体をむらなく磨き、ようやく完成です。
ただ、この金泥と混ぜる膠と水の配合、
「濃いと光らない」、「薄いと剥げる」、となかなか微妙なさじ加減。
昔は泣かされましたが、最近はこの辺のコツがわかってきました。

御所人形の顔描き

最近「ちびたま」や「立雛」について書くことが多くなっていましたが、
もちろん御所人形の制作も着々と進めています。

現在22回目!

上は先月の「胡粉塗り」の記事の時に塗っていた御所人形3点。
実はこれらは名古屋の展覧会のメイン作品となるものです。

いいつやが出てます!

胡粉の「地塗り」を済ませ、「磨き」に「上塗り」、
さらに「ぬぐい」を終えて素晴らしいつや、絶好のコンディション。
このあとは最大の山場、「顔描き」です。
この3点の顔描きは3日で終わらせる予定。
またまた「絶対に負けられない戦い」が始まります。

スタンバイOK!

ちなみにもう塗り始めてはいますが、この人たちも出番を待っています。
ということで、展覧会まで時間的に本当にギリギリ!
こちらの進捗状況はもし時間に余裕ができたら報告します・・・

※制作工程については「御所人形の制作法」をご覧ください。

続・立雛の顔描き

先週の記事に書いた立雛の顔描き。
実は思わぬアクシデントが起こり、危ないところでしたが、
睡眠時間を削り、なんとか3日で完成しました!

3日で完成!

今は髪付けの工程に入っています。
ということで立雛の制作はおかげさまで予定通り、順調。

ただあらためて考えてみるとこの立雛、10組では少ない気が・・・
といまさら言っても後のナントカ、他の作品制作で時間的にはもうギリギリ。
足りない分は「個展中に名古屋のホテルで描く!」ということにして現実逃避・・・

立雛の顔描き

御所人形制作の合間に立雛の顔描き。
名古屋の展覧会用に数組と、
12月、1月に企画していただいているツアー用に数組、
さらに特別な立雛を作る計画も現在進行中。
ということで、今回は思い切って10組描くことにしました。

立雛10組

制作も追い込みに入り、ギリギリのスケジュール。
立雛にさける時間は3日。徹夜してでも仕上げます。
それにしても胡粉のつやがいい感じ、最高のコンディションです。

立雛

おかげさまで季節を問わず人気の「立雛」。
長らく待っていただいていた分が、ついに完成。
ようやく納められそうで一安心です。
名古屋の個展では新たなバリエーションを加えて発表する予定。
ご期待ください。

建一作「立雛」

と威勢よく書いたものの、他の作品制作にも追われる過酷な毎日・・・
立雛まで手が回るか、実に微妙な状況ですが頑張ります。
工程については「立雛の頭(かしら) ①」からお読みください。

あと今日は「重陽の節句」。
別名「菊の節句」とも呼ばれるおめでたい日。
お祝い事にお招きいただき感謝。

胡粉塗り

今日から9月。
名古屋の個展に向けての制作も佳境に入ってきました。
気候のいいこの季節はやはり胡粉塗り。
筆で約30回、塗り重ねます。

現在22回目!

塗るのも大変なんですが、磨くのがそれ以上に大変・・・
それについては以前の記事、「制作工程 ⑤」で。