金彩

こんなこともやるんです。
人形が着ける烏帽子や冠、そのほか小道具に使うパーツの彩色。
膠(にかわ)を加えた水に金泥を溶いたものを、筆で4~5回塗り重ねます。

いい感じに塗れてます!

写真ではかなり光っているように見えますが、これではまだ不十分。
このあとイノシシの牙で全体をむらなく磨き、ようやく完成です。
ただ、この金泥と混ぜる膠と水の配合、
「濃いと光らない」、「薄いと剥げる」、となかなか微妙なさじ加減。
昔は泣かされましたが、最近はこの辺のコツがわかってきました。

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