特注の筆

広島の展覧会まで、今日でちょうどあと2か月。
来週には案内状作品の写真撮影が予定されており、
だんだん気ぜわしくなってきました。

肝心の制作の方は順調に「胡粉の上塗り」を終え、
いよいよ「顔描き」の工程に入ろうかという段階。

特注の筆

そんな中、完成したのが特注の面相筆。
筆についてはこれまでに何度か書いていますが、
今回の筆は「極細の穂先」と「太い軸」がポイント。
職人さんに無理を言って作ってもらいました。

極細の穂先

早速、次の作品から使用する予定。
描き味とはまったく関係ないですが、
軸の「赤い色」が気分を盛り上げてくれます。

春学期終了

この春から講師を務める、
同志社女子大学での春学期の授業が終了しました。

D.W.C.L.A.

「京都の文化」をテーマに3か月半で90分授業を15回。
248名(!)の記念すべき「1期生」を前に緊張の連続でしたが、
みんなあたたかく見守ってくれ、なんとか無事に終えることができました。
学生たちには心から感謝しています。

「期末テスト」

春学期の最後に簡単な期末テスト。
少し変わった課題を出したのですが、
それぞれおもしろいことが書いてあります。
しかしこれだけの量、読むのはともかく採点するのが大変です!

小道具いろいろ

秋の展覧会まで、いよいよあと3か月。
こども達は夏休みですが、こちらはそれどころではありません。
今年の夏休みのテーマはずばり、「勝負の夏休み」。
この「ちびたま日記」の更新もしばらく空いてしまいました。

作りかけの小道具たち

ということで(?)、
工房にある作りかけの小道具を集めて意味もなく写真撮影。
胡粉を塗っただけのまだ白い状態。
いつかどこかで見た「菓子型」を思い出しました。

肝心の制作は現在「胡粉塗り」の真っ最中。
もし写真を撮る「心の余裕」があればアップします。

バランス

ふと思いつき、制作途中にめずらしく写真撮影。
これは秋の展覧会に出品予定の木彫御所人形「ばんざい」。
片脚を上げたスタイルも人気があるので、よく制作します。

顔描き前の「ばんざい」

このスタイルの場合、やはり大事なのはバランス、見た目の安心感。
見る人が「倒れないかな?」と不安に感じるようではいけません。
納める時には地震などに備えて、念のための支えはしますが、
必ず自立するように作ります。

あとは顔描きですが、それはもう少し先。
それにしてもよく光ってます!

祇園祭と伊東家

7月といえば、やはり京都は祇園祭。
10日には「神輿洗い」が行われ、
さらに「鉾建て」も始まり・・・と、
いよいよお祭り気分も盛り上がってきます。

和泉小次郎親衡

実は伊東家にとっても、縁が深いこの祇園祭。
以前の日記をまとめてみました。

長刀鉾「和泉小次郎親衡」像
長刀鉾「和泉小次郎親衡」像2
月鉾稚児人形「於菟麿」

ぜひご覧ください。

箱書き

忙しくて「ちびたま日記」を更新する時間が・・・
それはともかく、作品が完成したら最後の仕事は「箱書き」。

箱書き

心を落ち着け、作品名と名前を書き、私の場合は落款を二つ捺します。

超高層ビル!

作品を自分で届けることもよくあります。
箱を開けて作品を披露する瞬間は、やはりすごい緊張感。
喜んでもらえると「安堵」というより、熱いものが込みあげてきます。

さて、本当は少し休みたいところなのですが、明日は授業!
ただいま準備の真っ最中です。