いよいよ明日から高島屋京都店美術画廊で、
「十二世 伊東久重・建一」展 ‐御所人形の伝統、脈々と‐ が開催されます。
会期中は久重、建一とも毎日会場にいる予定です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
「描く」仕事としては最後の工程、髪の毛と水引を描きました。
髪の毛は一本一本、筆の毛先を使って、細く描いていきます。
息を止めての集中した作業。
髪の毛を描き終わり、最後に水引の赤を入れると一気に華やかな雰囲気に。
父子展まであと9日。ようやく完成が見えてきました。
「立雛の頭(かしら)①」~「⑤」のアップを機に、
ページ右側の「お読みください」部分に立雛の解説、
「立雛について」が追加されました。
ぜひお読みください。
毎年1月7日は七草粥。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。
ここまで「立雛の頭(かしら) ①」、「②」、「③」、「④」、と
頭の工程を追ってきましたが、最後に完成した姿をご覧ください。
今回の父子展の案内状に掲載した新作。
以前「金襴」の記事で紹介した裂地を組み合わせてみました。
今までの雰囲気とはまた違って、シンプルでモダンな柄。
自分で言うのもなんですが、気に入っています。
父子展には他にも4種類の立雛を出品する予定ですが、こちらはまだ制作中。
何度も書いていますが完成は会期直前、ギリギリになりそうです。