ちびたま雛(仮)4

先日からお伝えしている「ちびたま雛」(仮)
中をくり抜いたあと、サインを入れて貼り合わせ、
現在は上彫りに入っています。

上彫り中!

いつもはもっと目鼻立ちをしっかり彫るのですが、
この「ちびたま雛」(仮)は衣装を着せず、
胡粉仕上げとするため、あえて表情を柔らかく彫っています。
このあと少し磨いてから紙を貼り、胡粉塗りへと進みます。

ちびたま雛(仮)3

9月になりすっかり涼しくなりましたが、
このまま秋を迎えるのでしょうか?
ところで秋といえば心配なのは台風。
コロナの一日も早い収束はもちろんですが、
大きい台風が来ないことを祈るばかりです。

くり抜きました!

さて先日からお伝えしている「ちびたま雛」(仮)ですが、
前後で半分に割り、中をくり抜きました。
素材である桐の木は伐採後30年ほど乾燥させていますが、
このようにくり抜いておくと内部に湿気がたまることによる
ヒビ割れを防ぐ効果があるため、伊東家では必須の工程です。
このあとしばらく乾燥させてからサインを入れて貼り合わせます。

粗彫り

絶好の胡粉塗りシーズンである秋に向け、
先日からお伝えしている「ちびたま雛」(仮)のほかにも
いろいろな人形を並行して彫り進めています。

凛々しい表情!

これは裃を着せる予定の人形。
男の子らしく凛々しい表情にする予定です。

ちびたま雛(仮)2

全国各地を襲った大雨はようやくあがりましたが、
京都を含めた複数の都府県では緊急事態宣言が発令され、
新型コロナウイルス感染症の猛威はまだまだ予断を許しません。

なかよし!

もちろんそんな中でも制作は続いています。
先日お伝えした「ちびたま雛」(仮)ですが
おおまかな粗彫りを終え、ここからしばらく乾燥に入ります。
進行状況はまたお知らせします。ご声援よろしくお願いします(笑)

お盆

去年は「猛暑のお盆」だったと記憶していますが、
今年は「豪雨のお盆」となりそうです。
また昨年同様「五山の送り火」もコロナウイルスの影響により、
規模を大幅に縮小して行われることになりました。

十二世久重作 木彫御所人形「祈り」

我が家にとっても今年は特別なお盆。
心穏やかにご先祖様を偲びたいと思います。

ラジオ出演のおしらせ

突然ですがラジオ出演のおしらせです。
8月11日(水)の午前10時から11時までの1時間、
エフエム京都(α-STATION)の arTradition に出演します。

「arTradition」

アートに造詣の深い來住尚彦さんのスマートな進行と
川島郁子さんの上品なナレーションが印象的なこの番組。
私もつい調子に乗っていらぬことまで話してしまったような気が(笑)

パソコンやスマホからは「radiko」でお聴きいただけます。
ぜひお聴きください!