神輿洗い

南座前を行く大松明

祇園祭も「鉾建て」が始まり、山鉾巡行まであと一週間。
昨日は特等席から「神輿洗い」を見ることができました。

八坂神社から出た大松明は南座前を通って四条大橋へ。
神輿が通る道を清めるためです。

四条大橋に到着

四条大橋に到着すると大松明はまっすぐに立てられます。
人と比べると、かなりの高さ。

南座前を行く神輿

大松明が引き返し、あたりが暗くなると、いよいよ神輿が八坂神社を出発。
目指すはもちろん四条大橋です。

いよいよ四条大橋に…

神輿洗い

四条大橋に到着すると、鴨川の神水で神輿を清めます。
大松明に立派な神輿、また男衆さんの威勢のいい掛け声、
見応え十分でした。

祇園祭ときゅうり

いよいよ七月に入り、祇園祭が始まりました。

巡行の日の長刀鉾

京都では八坂神社の紋がきゅうりの断面に似ていることから、
お祭りの間はきゅうりを食べない方がたくさんおられます。

五瓜唐花と三つ巴

これが八坂神社の紋、「五瓜唐花」(ごうりにからはな)と「三つ巴」。
お祭の間は山や鉾や提灯など、いたるところで目にします。

庵木瓜

ちなみにこれは伊東家の紋。
「庵木瓜」(いおりもっこう)と呼ばれるもので、
歌舞伎では「壽曽我対面」(ことぶきそがのたいめん)でおなじみの紋です。

壽曽我対面

彫刻刀 ②

上彫りに使う彫刻刀

これらは顔の細かな部分を彫るときに使う数本。
一番右は「生反」(なまぞり)と呼ばれる珍しいものです。
もともと家にあったものなので、
いつ、誰が使っていたものなのかよくわかりません。
あらためて考えると不思議な感じです。

彫刻刀 ①

粗彫り・中彫りに使う彫刻刀

これらは粗彫りから中彫りにかけて使う数本。
右から2番目のものは刃が長く、
普通の人はあまり使わない形だと思います。
仕事を始めたときに父に買ってもらった記念の一本。