特別な注文をお納めする時には、特別な「水引」を掛けます。
この「水引」、仏事用の「黒白」ではありません。
色合いを伝えるために「玉虫色」とも表現される、この「水引」。
特別な用途にのみ用いる「紅白の水引」といわれるものです。
現在一般的に「紅白」と呼ばれている水引は、本来は「赤白」といいます。
この一見すると「黒白」に見える、特別な「紅白の水引」。
今では、結納屋さんでも扱っておられる所はわずかとなってしまいました。
先週の土曜日、同志社女子大学の公開講座、
「町家で学ぶ 京都の歴史と文化」で講演してきました。
タイトルを「家を継ぐ 技を伝える」として
自分で「ハードルを上げてしまった(!)」こと、
また時間が「120分(!)」ということもあって
直前までどうなることかハラハラしましたが、
ご参加いただいた皆さんがあたたかく見守ってくださったおかげで、
あまり緊張せず、リラックスしてお話しすることができました。
人前で「人形のこと」や「自分の思い」を
お話しすることは、とてもいい経験、いい勉強になります。
貴重な機会を与えてくださった主催者様、
ご参加いただきました皆様に心から感謝いたします。