特別な水引

特別な注文をお納めする時には、特別な「水引」を掛けます。

「紅白」の水引

この「水引」、仏事用の「黒白」ではありません。
色合いを伝えるために「玉虫色」とも表現される、この「水引」。
特別な用途にのみ用いる「紅白の水引」といわれるものです。

「黒白」ではありません!

現在一般的に「紅白」と呼ばれている水引は、本来は「赤白」といいます。
この一見すると「黒白」に見える、特別な「紅白の水引」。
今では、結納屋さんでも扱っておられる所はわずかとなってしまいました。

葵祭

今日は5月15日。
京都で5月15日といえば、もちろん「葵祭」です。

フタバアオイ

ご承知のように「京都三大祭」のひとつとして有名なこのお祭。
実は「日本最古の祭」でもあります。

今年は「祇園祭」の山鉾巡行も日曜日、
さらに「時代祭」も土曜日の開催となる当たり年。
せっかくのチャンス、ぜひご高覧ください!

秋篠宮妃紀子殿下

おとつい5月8日の日曜日、
久重が大聖寺門跡で「秋篠宮妃紀子殿下」とお目にかかり、
会食させていただく機会に恵まれました。

大聖寺門跡

妃殿下が名誉総裁に就任され、
久重が副会長を務める「大聖寺文化・護友会」のご縁によるものです。

茶席にて

妃殿下のご臨席を記念して持たれた上田宗箇流のお茶席には
家元にお持ちいただいている、建一作の御所人形「虹の子」が!

ご門跡、お家元はじめ、皆様のご厚情に心から感謝。
今後の制作の励みにしたいと思います。

木彫御所人形「夢の御子」

ちなみに秋篠宮家には平成2年のご成婚の折に、
この「夢の御子」という御所人形をお納めしています。

端午の節句

5月5日は「端午の節句」。

十世久重作「応神天皇」

建一の曽祖父、十世久重作の武者人形「応神天皇」。
今ではあまり見かけませんが、
向かって右に「武内宿禰」、左に「旗持ち」を従える、
江戸時代から大正時代にかけて人気があったスタイルです。

こいのぼり

建一が生まれた時に作った「こいのぼり」。
黒い「真鯉」と赤い「緋鯉」のみの、
これも今ではあまり見かけない、
明治~昭和30年代スタイル(?)です。

建一作「ちびたまかぶと」

こちらは建一作の「ちびたまかぶと」。
人気の「ちびたま」に金のかぶとをあしらった、
現在大人気のスタイル(?)・・・です!

公開講座御礼

先週の土曜日、同志社女子大学の公開講座、
町家で学ぶ 京都の歴史と文化」で講演してきました。

やはり見事な水車

タイトルを「家を継ぐ 技を伝える」として
自分で「ハードルを上げてしまった(!)」こと、
また時間が「120分(!)」ということもあって
直前までどうなることかハラハラしましたが、
ご参加いただいた皆さんがあたたかく見守ってくださったおかげで、
あまり緊張せず、リラックスしてお話しすることができました。

公開講座会場

人前で「人形のこと」や「自分の思い」を
お話しすることは、とてもいい経験、いい勉強になります。
貴重な機会を与えてくださった主催者様、
ご参加いただきました皆様に心から感謝いたします。

たけのこ

たけやぶ

4月も中旬を過ぎれば、我が家では「たけのこ掘り」の季節。
例年なら「3日に一度」は収穫に行かなければならない
忙しい時期なのですが・・・

無残な光景!

実はイノシシと鹿の襲来で、今年はまだ1本も採れません!
彼らとは長い付き合いですが「1本も採れない」のはさすがに初めて。

食べる分はともかく、せめて「親竹」は残しておかないと・・・と、
過去の日記を読み返しながら、どうしたものか思案中・・・

2013年「たけのこ掘り」「たけのこ掘り ②
2014年「たけのこ」「たけのこ ②
2015年「たけのこ掘り