金襴

来年1月の展覧会の作品用にいいものがあればと思い、
金襴屋さんに金襴を見せてもらいました。

モダンなデザインも…

あらかじめ色や柄など、こちらの希望を伝えておいて
工房に持ってきてもらうのですが、今回はなんと数十本!

というのも人形の衣装は難しいもので、
金襴であれば「織りの細かさ」や「文様の大きさ」など、
人よりずっと小さい分、選ぶのに微妙な判断を必要とするからです。

豪華な金襴

色やデザインは御所人形のイメージに合わせ、
「軸物の表装」や「袈裟」などに使われるような「地味なもの」ではなく、
「能装束」や「袱紗」などに用いられる「華やかなもの」から選びます。

今回選んだのはモダンなデザインも含めた数種類。
金糸をふんだんに使いながらも派手すぎない、
上品なものを選ぶことができました。

建一作 立雛

細かく金糸を織り込んだ金襴は光の当たり具合によって、
朝夕で表情を変える点が最大の魅力。

今度の展覧会では新しい「立雛」に使ってみようと考えています。
これまでと違うイメージのものができそうで、今から楽しみです。

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