いよいよ今日から5月。
世間はゴールデンウィークの真っ最中ですが、
私は来週10日(水)に控えた京都ライオンズクラブ主催の
文化講演会「もっと身近に 能と狂言」の準備で落ち着かない日々・・・
と、そんな中、実はこの春を締めくくる「大きな仕事」が完成し、
先週28日の金曜日に報道発表を兼ねた「お披露目」が行われました。
以前から思わせぶりに何度か書いてきましたが、(①②③④⑤)
今年は1867年の徳川幕府による「大政奉還」から
ちょうど150年目となる節目の年。
その記念すべき年に「二条城」の国宝・二の丸御殿に展示されている
時代風俗人形の制作と修復、さらに装束新調の依頼を受け、
これまで着々と準備を進めてきました。
父にとって祖父、私にとっては曽祖父にあたる「十世久重」が
昭和30年代に制作した二の丸御殿・大広間と白書院の時代風俗人形。
その修理復元に加え、「十二世久重作」となる新しい作品の制作。
身の引き締まる思いで臨んだ末に・・・
完成しました!
明治神宮聖徳記念絵画館に収蔵されている
邨田丹陵の「大政奉還図」を参考に再現した歴史的場面。
この「大政奉還150周年」を機に大規模改修を進める二条城は
徳川家の栄枯盛衰だけでなく、
日本の歴史の移り変わりを見守ってきた由緒あるお城です。
いつ行っても大勢の観光客でにぎわっていますが、
この連休はイベントが目白押し。
ぜひご来城ください!