制作工程 ①

御所人形の制作法」にも書いていますが、
「木彫りであること」は初代庄五郎以来、
伊東家の御所人形制作において最も重要なことです。

素材である桐の木

素材である桐の木。
伐採後、20年から30年ほど天日にあて、乾燥させます。
真ん中の髄の部分は使えないので、四分の一に割って保管しています。
風雨に耐えて残った強い部分のみを使用します。

木彫に使う道具

木彫に使う道具です。電動のものは一切使いません。
桐の木は柔らかいので、手で彫らないと歪んだり、割れたりしてしまうからです。

その性質から彫刻家は「桐」という木を素材として用いることはほぼありませんが、
伊東家ではこのあとの工程で塗り重ねていく胡粉との相性を考慮し、
江戸時代より、代々が桐を素材として採用しています。

粗彫り中の人形

粗彫り途中の人形。
これは衣装を着ける予定の人形なので、手は別に彫っています。
完成後にひびが入ることがないよう、
このあといったん半分に割り、中をくりぬき、3か月ほど乾燥させます。

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「子女名優」

案内はがき

写真家・山下太郎氏の個展が今月29日より開催されます。
「子女名優」 - 子は親の心を実演する名優である -
ご縁あって、うちにも撮影にこられました。
どんな作品になっているのか、拝見するのが楽しみです。

ぜひお立ち寄りください

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

個展まであと3か月

いよいよ個展まであと3か月となりました。
去年の12月にお話をいただき、制作を進めてきましたが、
あっという間にもう3か月前・・・
今年の夏は旅行にも行かず、制作に励みます。
こどもたちごめんなさい・・・

箱根芦ノ湖の海賊船

「伊東建一 御所人形の世界」
2012年11月18日(日)~25日(日)
箱根やまぼうし (箱根町箱根)
やまぼうしオーナー・浜美枝さんのホームページ
Mie’s Living  http://www.mies-living.jp

五山送り火

今日は五山送り火。
衣笠の工房からは大文字が、
嵯峨の工房からは鳥居がバッチリ見えます。

頑張って撮ってくれましたが…

今年は鳥居を点火から見ていましたが、
気のせいか例年より長く火がついていたように思いました。

屋上から

工房屋上から南をながめる

衣笠の工房からはとても眺めがいいんです。
ずーっとむこうに京都タワーが見えるのが、 わかりますか?

 

野宮神社

いよいよ8月。
良縁・子宝の神様として人気の野宮神社へは
嵯峨の工房から自転車で約5分。
暑いこの時期もたくさんの女性で賑わいます。

野宮神社