「制作工程 ③」でも少しふれている「紙貼り」に使う昔の和紙。
めずらしいものが出てきました。
「捲煙草賣渡帳」(まきたばこうりわたしちょう)と書かれています。
今までいろいろ見てきましたが、煙草の帳簿は初めて。
紙質も良さそうなので大事に使おうと思っています。
「制作工程 ③」でも少しふれている「紙貼り」に使う昔の和紙。
めずらしいものが出てきました。
「捲煙草賣渡帳」(まきたばこうりわたしちょう)と書かれています。
今までいろいろ見てきましたが、煙草の帳簿は初めて。
紙質も良さそうなので大事に使おうと思っています。
先月の展覧会の作品用に作った特注のケース。
リビングや洋間にも合うように、苦心して設計しました。
すっきりしたシルエットが気に入っています。
「描く」仕事としては最後の工程、髪の毛と水引を描きました。
髪の毛は一本一本、筆の毛先を使って、細く描いていきます。
息を止めての集中した作業。
髪の毛を描き終わり、最後に水引の赤を入れると一気に華やかな雰囲気に。
父子展まであと9日。ようやく完成が見えてきました。
ここまで「立雛の頭(かしら) ①」、「②」、「③」、「④」、と
頭の工程を追ってきましたが、最後に完成した姿をご覧ください。
今回の父子展の案内状に掲載した新作。
以前「金襴」の記事で紹介した裂地を組み合わせてみました。
今までの雰囲気とはまた違って、シンプルでモダンな柄。
自分で言うのもなんですが、気に入っています。
父子展には他にも4種類の立雛を出品する予定ですが、こちらはまだ制作中。
何度も書いていますが完成は会期直前、ギリギリになりそうです。
先日、「立雛の頭(かしら) ①」、「②」、「③」で紹介した立雛の頭。
ようやく「髪付け」が終わりました。
このあと、「立雛の頭(かしら) ③」で書いたように
お似合いの組み合わせを見つけてペアを組み、
胴に頭を差し込み、冠を着けたら完成!
と書くのは簡単なのですが、実はまだ胴体ができていません。
他にも御所人形の「顔描き」など、いろいろ並行しての作業。
立雛が完成するのも「やっぱり」会期直前になりそうです。
「立雛の頭(かしら) ⑤」へ→
筆については「制作工程 ⑦」で少しふれましたが、
父子展を前に、思い切って筆を替えました。
といっても本当に微妙な変更です。
ただその少しの違いが非常に大きく、
今までと同じ線がすっと楽に描けるようになるのです。
筆は毛の種類はもちろん、「軸の太さ」、「筆鋒の長さ」など、
さまざまな要素で使用感がまったく違ってきます。
今回はいろいろ試す中での偶然の発見でしたが、
この先、気分よく顔が描けそうです。大満足。