今日は6月6日。
古くから「習い事を始めるのに最適の日」とされている日です。
一応「何か始める事はないかな?」と探してはみましたが・・・(笑)
特に急ぐ用事がない時にはとにかく「粗彫り」。
人形制作の「基本中の基本」です!
いよいよ8月に入りました。
秋の展覧会(詳細後日)に向け、
すでに数点は「胡粉塗り」に入っているのですが、
天日に乾かしている時間を利用して「彫る」方も進めています。
胡粉を塗り終えたら彫り・・・乾いた頃にまた塗り・・・と、
集中していると切り替えがむずかしい時もありますが、
違う工程をはさむことで見えてくることもあります。
この人形の場合は両手の大きさを少し調整することに・・・
ちょっと変わったのがわかるでしょうか?
これでようやく「上彫り」が完了。
胡粉を塗ると少しだけですが厚みが出るので、
その分を考慮して進めていくのがポイントです(笑)
話は変わりますが、
東急ハンズでお試し購入した彫刻刀「パワーグリップ」。
商品名に釣られたのですが(笑)抜群の切れ味で驚きました!
詳しい制作法については「御所人形の制作法」をお読みください。
新元号も「令和」と決まり、
いよいよ「平成」も終わりが近付いてきました。
その平成中か令和改元後すぐの完成を目指している作品達。
前々回の日記に胡粉の地塗り中の写真をアップしましたが、
その地塗りの後に行なう上塗り前の大事な工程が「切る」工程です。
実は人形の顔のパーツの位置や大きさは
木彫の段階ですでに決まっており、
この時点ではもう変更できないのですが、
微妙な表情をつけるために目や鼻、さらに口を少し切り出します。
繊細な「切る」工程を無事に終え、ほっとひと息・・・
このあと胡粉の上塗りが済むと、いよいよ「顔描き」です!