ちびたま雛(仮)2

全国各地を襲った大雨はようやくあがりましたが、
京都を含めた複数の都府県では緊急事態宣言が発令され、
新型コロナウイルス感染症の猛威はまだまだ予断を許しません。

なかよし!

もちろんそんな中でも制作は続いています。
先日お伝えした「ちびたま雛」(仮)ですが
おおまかな粗彫りを終え、ここからしばらく乾燥に入ります。
進行状況はまたお知らせします。ご声援よろしくお願いします(笑)

ちびたま雛(仮)

子供達も夏休みに入り、
まさに「夏本番」といった猛暑日が続いています。
熱中症にはくれぐれもご注意ください。

がんばります!

さて制作の方では来年の節句に向け、
以前からたくさんのリクエストをいただいている
ちびたまのお雛さんを作ることにしました!
進行状況はまたここでお知らせします。
ご声援よろしくお願いします。

桐の木

何度も書いていますが伊東家の御所人形は
江戸時代から桐の木を素材に用いています。
国内産の目の詰まったものを三十年ほど寝かせ、
天日に当て、十分に乾燥させてから使用します。

桐を切る!

しかし鋸で原木を切るのはなかなかの重労働。
個体によっては手こずる場合もあるのですが、
今回のものは意外と楽に切れました。
どうやら筋肉痛は回避されそうです(笑)

続々・胡粉塗り

塗ること30回!

二度にわたってお伝えしてきた「胡粉塗り」が完了しました。
筆で塗ること30回。晴れた日を選んで10日かかりました。

ボコボコですが一応ポーズを・・・

以前「筆目が出ないように塗りたい」と書いていましたが、
写真でもわかるようにやはり表面はボコボコ。
これは桐の木が胡粉の水分を吸って収縮するためです。

ちなみにこの「胡粉塗り」は「地塗り」と呼ばれるもの。
この後はひたすら磨くのですが、
磨きの後にはさらに約20回の「上塗り」が待っています。

続・胡粉塗り

この前お伝えした「胡粉塗り」の続き。
こちらは地塗りを3回済ませた画像です。

3回塗りました!

この後の「磨き」を考えると
できるだけ筆目が出ないように塗りたいのですが、
なにしろ相手は水分を存分に吸収する桐の木!
なかなかそうはいきません(笑)

胡粉塗り

早いものでもう8月。
春秋に比べると微妙な調整は必要ですが
胡粉塗りには絶好の季節。

準備OK!

しかしいくら急ぎでも「日に3回」が限度。
さらにゲリラ豪雨にも気をつけなければいけない最近の気候。

ただ雲の動きを見ながらの仕事もなかなかいいもの。
待ち時間をどれだけ有効活用するかが勝負です!(笑)