胡粉の地塗り

梅雨に入ったとは思えない晴天。
雨が降らないと困る方もおられるとは思いますが、
うちにとっては梅雨の晴れ間は「胡粉塗り」の絶好のチャンス。
9月の展覧会に向け、ここぞとばかりに塗り重ねます。

シュールな姿・・・

写真の作品は12回塗り重ねたもの。
最初の「地塗り」は筆を使って30回ほど塗るのですが、
せっかくツルツルに彫った木地も胡粉を吸い込み、
また筆目の影響もあってボコボコしてきます。

地塗り中の人形

天日で乾かしながら塗る「地塗り」は1日に4回が限界。
塗るのもなかなかの手間なのですが、磨くのがさらに大変です!

家庭画報7月号

いきなりですが、昨日発売の家庭画報7月号に
伊東久重美術館」の記事が掲載されています。

家庭画報7月号

毎号魅力ある特集記事が人気の家庭画報。
7月号では数多くの「極上ホテル」が紹介されています。
ぜひご覧ください!

ギャラリー「京室 鶴」

美術館は今月26日まで常設開館。
その後は夏季休暇期間に入る予定です。
ご来館の際には美術館HPにて予定をご確認の上、お越しください。

先月も遠方より多くのお客様にお越しいただき感謝。
今後とも伊東久重美術館をよろしくお願いいたします。

顔描き!

なんの前触れもなくいきなりですが、
ただいま「顔描き」の真っ最中です!

墨は濃さを微妙に変えて・・・

いつもお世話になっているご家族からの依頼。
夏にはアメリカに渡る作品。

光がさしてます!

オーダー作品は緊張する事が多いのですが、
この作品は不思議と筆が走り(?)ます。
少し気は早いですが、お納めする日が楽しみです。

「粗彫り」と道具類

粗彫り中の父の作品

秋に大きな展覧会を控え、制作に没頭する日々。
何度か書いていますが、工程の中でも「粗彫り」は基本中の基本。
私の粗彫り歴(?)も高校生の頃から数えるともう30年になります。

道具類

使い慣れた「小刀」などの道具類。
桐の木は柔らかいため、刃物はよく研いでおかないといけません。

エプロンに溜まった木くず

ふと気付けばエプロンにはたくさんの木くずが・・・
普通のエプロンでは小さくて使いづらいので、
特別に大きなものを作って使っています。
これも集中するための大事な道具のひとつかもしれません。

冠の金彩

よく光ってます!

先日納めた父の作品に着けた金の冠。
作品に関するものはすべて自分で作ります。(関連記事

角度によってこんな色に・・・

別角度から撮るとこんな感じに!
光の当たり具合でいろんな表情を見せてくれるのも魅力です。

装着完了!

外れることがないよう、父と母が二人がかりで慎重に装着・・・
京都のある所に納まったこの作品。再会する日が楽しみです!

たけのこ掘り

たけやぶ

ゴールデンウィークもいよいよ終盤ですが、
我が家ではこの時期は「たけのこ掘り」の季節。

よしよし・・・

最近はイノシシや鹿の襲来で
ほとんど採れない年も多いのですが、
今年は4月上旬に小さいのを数本ゲット。
これは期待できると思っていたら・・・

やっぱり!

やっぱり!
過去の日記を読み返してみても、年々採れる数が・・・
ただ今年は「親竹」の確保には成功。
来年が楽しみです。

2013年「たけのこ掘り」「たけのこ掘り②
2014年「たけのこ」「たけのこ②
2015年「たけのこ掘り
2016年「たけのこ
2017年「たけのこ掘り