追い込み!

今日は箱根の展覧会まで10日、
さらに作品の発送まで1週間、というキリのいい(?)日・・・
なのですが、実はまだ「顔描き」の真っ最中です!

いよいよ・・・

少し前に書いた、立雛の「顔描き」は済ませたのですが、
肝心の御所人形が・・・

朝から・・・

「目」を描き、「眉」を描き、「口」を描き・・・と、
連日、朝から晩まで人形と向かい合っていると、
「ゾーンに入った」ような感覚になることが・・・

夜まで・・・

今回の展覧会では新しい「立雛」の発表も予定していますが、
実はそちらも未完成!

勝負の「口」

まだまだやることは山積みですが、
なぜか不思議と「いい作品ができる」確信が・・・?
ご期待ください!

いよいよ「顔描き」!

箱根の展覧会まであと6週間。
案内状に掲載する作品の撮影はもちろん、
校正も済んで、あとは印刷を待つばかり。
会期中の滞在スケジュールを確認し・・・と、
だんだん気分も盛り上がってきました!

とはいうものの、肝心の作品制作はまだまだこれから。
しかも今回はプロデューサーから「立雛を少し多めに・・・」のリクエスト。

立雛の頭

ということで、いよいよその立雛の「顔描き」にかかります。
先日も書きましたが、今回は新しいスタイルの立雛を発表する予定。
おそらく(ギリギリに)完成する・・・はず・・・です!

謎の物体

いきなり「謎の物体」登場。
人形の持物や装飾品もすべて自分で作るのですが、
これはいったい・・・?
正解は完成した時にお見せします!

秋学期開始!

いよいよ10月。
箱根の展覧会も迫ってきて焦る毎日・・・
そんな中、同志社女子大学の秋学期がスタートしました!

D.W.C.L.A.

大胆にも「京都の文化」という壮大なテーマを掲げるこの授業。
第1回目の授業にはまだ仮登録の段階ですが、
100人を超える学生が参加してくれました。
春学期(248人)と比べると、
これぐらいの人数なら全員の顔も見えて話しやすく、
得意の「おやじギャグ」にも力が入ります・・・

同志社女子大学「栄光館」

と、冗談はともかく「4か月で90分授業を15回」というかなりの密度。
しかも今回は学期中に展覧会が2つも入るハードな日程ですが、
楽しんで学んでもらえるよう、がんばりたいと思います。

真澄寺別院 流響院「観月会」

前回の日記でも少し触れた今秋3回目のお月見。
この前の日曜日、行ってきました!

実はこの「観月会」には展示の絡みもあっての参加。
岡崎の「真澄寺別院 流響院」で開催される毎年恒例のこの会には、
久重と建一が所属する「京都伝統フォーラム」会員の作品が展示されます。

「流響院」庭園

ここには何度も寄せていただいていますが、
手入れの行き届いた「七代 小川治兵衛・保太郎」親子作の庭園、
数寄屋造りの主屋とも素晴らしく、いつ来ても心癒されます。

「流響院」応接間

今回は父子でメインの応接間に作品を展示。
最近はこのような画廊以外での展示も多くなっています。
それにしてもさすがのしつらえ、人形たちも輝いて見えます。

建一作 「立雛」

構想から2年がかり(!)で完成させた特別な「立雛」。
苦労しただけあって、なかなかいい出来(?)です。

「超」ドシャ降り!

さて、この日の天気は予報通りの「ドシャ降り」・・・
いや、「ドシャ降り」を超える「超ドシャ降り」。
これもある意味、思い出深い「観月会」となりました。

それはともかく最近「立雛」の制作が楽しく、
いずれまとまった作品をお見せする機会を作りたいと考えています。
その節にはまたご案内します!

秋は「胡粉塗り」

9月に入り、
暑さも少しやわらいで過ごしやすい日が続いていますが
この時期は絶好の「胡粉塗り」シーズン。
彫ってから中を刳り貫いた状態で乾燥させていた人形に
いよいよ胡粉を塗っていきます。

「地塗り」中の人形

3回塗ったところで、ふと思いつき写真撮影。
この段階ではまだうっすらと「木目」が見えています。
「地塗り」だけでも30回は塗り重ねないといけないので、
作業はまだまだこれから。
この人形は年内完成の予定です。