「粗彫り」の途中

先日お知らせした秋の箱根での展覧会
来春の東京での展覧会に向け「粗彫り」を進めています。

素材である桐の木

自分の作品、父の作品とも「粗彫り」は建一の仕事。
次の段階「上彫り」に入るまでは地味な工程なので、
写真を撮るまでもないと思っていたのですが、
ふと思いつき、作品を寝かせて記念撮影。

人形の底の穴

底に小さな「穴」があいています。
伊東家の御所人形は「木彫りであること」が大前提ですが、
実は彫っている途中に一旦作品を半分に割り、
中を刳り貫く工程を入れています。
この「穴」は作品完成後も内部に空気を循環させるためのもの。

木彫に使う道具

四季の気候の変化にも対応し、
ひびが入らないようにと、江戸時代から続けてきた大事な工程。
何代にも渡り、受け継がれてきたこだわりの部分です。

この他にも伊東家の人形制作には様々な創意工夫が加えられています。
詳しい制作工程については「御所人形の制作法」をぜひお読みください。

春学期開始!

祇園甲部歌舞練場

ただいまゴールデンウィーク真っ最中!
うちも今年はいろいろ予定を立てていたのですが、
次男がサッカーの試合で「はく離骨折」してしまい、急遽予定変更。
のんびりしたゴールデンウィークになりそうです。

大教室!

ところで数週前から、同志社女子大学の春学期授業が始まっています。
この春は250名(!)の登録人数で、教室は少々酸欠気味・・・
そんな中でも熱心に授業を聴く学生達には感心します。

このGWはお休みですが、7月末まで毎週続く「90分授業」。
楽しく意義ある授業にしたいと思っています。

秋学期終了!

この春から講師を務めている同志社女子大学の秋学期が終了しました。
授業タイトルは「京都の文化A」、90分授業を15回の長丁場。

D.W.C.L.A.

春学期、京田辺キャンパスでの248名に続いて、
秋学期の今出川キャンパスでは139名の女の子が受講してくれました。

講義台から見る大教室

毎週、教室を埋めつくす女子大生を前に緊張の連続でしたが、
なんとか無事に(?)講義を終えることができ、ひと安心。

学期末にはやはり期末テスト。
制作のヒントになるおもしろい意見が書いてるものもあり、
なかなか参考になります。

ただなんといってもこれだけの量、
読んでるだけなら楽しいのですが、採点するのは大変です!

金の冠

金の冠

上の写真、
源氏物語第7帖『紅葉賀』に描かれている、
青海波を舞う「光源氏」と「頭中将」を表現した革新的な作品・・・
ではありません!
これは父の作品「しらたま雛」に着ける金の冠。

いい感じに塗れてます!

にも書きましたが、金彩は配合に微妙な調整を必要とする気を遣う工程。
昔は泣かされることもありましたが、最近はそういう事もなくなりました。

ということで、ここまでくれば「しらたま雛」、いよいよ完成間近です!

続「粗彫り」

毎日あたたかく、まったく年末らしくない今年の12月。
ただやはり師走は例年通り忙しく、
この「ちびたま日記」を書いている時間もなかなかありません。

続「粗彫り」途中の人形

ということで前回に続き、現在「粗彫り」中の人形を写真撮影。
これは衣装を着せる予定のもの。
この場合、腕は一緒には彫らず、後から接いで完成させます。

「粗彫り」

広島での個展が終わり、ほっと一息。
ただ残念なことに「年内はゆっくりハワイで・・・」などと
休んでる暇はどこにも無く、無心で次の制作に取り組む毎日。
工程はまた基本中の基本である「粗彫り」に戻っています。

「粗彫り」途中の人形

ふと思いつき、父の作品を彫る途中で記念撮影。
学生の頃から始めた粗彫りも、振り返れば今年で「25年」。
44歳の自分からすれば、なかなかのキャリアです!