真澄寺別院 流響院「観月会」

前回の日記でも少し触れた今秋3回目のお月見。
この前の日曜日、行ってきました!

実はこの「観月会」には展示の絡みもあっての参加。
岡崎の「真澄寺別院 流響院」で開催される毎年恒例のこの会には、
久重と建一が所属する「京都伝統フォーラム」会員の作品が展示されます。

「流響院」庭園

ここには何度も寄せていただいていますが、
手入れの行き届いた「七代 小川治兵衛・保太郎」親子作の庭園、
数寄屋造りの主屋とも素晴らしく、いつ来ても心癒されます。

「流響院」応接間

今回は父子でメインの応接間に作品を展示。
最近はこのような画廊以外での展示も多くなっています。
それにしてもさすがのしつらえ、人形たちも輝いて見えます。

建一作 「立雛」

構想から2年がかり(!)で完成させた特別な「立雛」。
苦労しただけあって、なかなかいい出来(?)です。

「超」ドシャ降り!

さて、この日の天気は予報通りの「ドシャ降り」・・・
いや、「ドシャ降り」を超える「超ドシャ降り」。
これもある意味、思い出深い「観月会」となりました。

それはともかく最近「立雛」の制作が楽しく、
いずれまとまった作品をお見せする機会を作りたいと考えています。
その節にはまたご案内します!

秋は「胡粉塗り」

9月に入り、
暑さも少しやわらいで過ごしやすい日が続いていますが
この時期は絶好の「胡粉塗り」シーズン。
彫ってから中を刳り貫いた状態で乾燥させていた人形に
いよいよ胡粉を塗っていきます。

「地塗り」中の人形

3回塗ったところで、ふと思いつき写真撮影。
この段階ではまだうっすらと「木目」が見えています。
「地塗り」だけでも30回は塗り重ねないといけないので、
作業はまだまだこれから。
この人形は年内完成の予定です。

芸術の秋

今日から9月。
ここ数日は気温も下がり、すっかり秋の気配・・・
と、過ごしやすくなるのはうれしいのですが、
箱根の展覧会が近付いてきていると思うと焦りが・・・
思えばこの時期、毎年焦ってるような気がします。

立雛の頭

制作は「胡粉塗り」の真っ最中。
秋の展覧会にはもちろんですが、
来春に向けて「立雛」の制作にも力を入れています。
この秋には新しい作品を発表できる・・・はず・・・です!

それはともかく、長男(中1)が夜遅く(2時過ぎ)まで
何かこそこそやってるな、と思っていたら・・・

ピカソ「泣く女」模写

こんなものが完成していました!
夏休みの美術の宿題。
我が子ながら、なかなかの出来栄え。
びっくりするぐらい豪華に額装しようと思っています。

ただ、提出日の朝ギリギリに仕上げる点は「?」マーク。
この習性は確実に「じいじ」(久重)譲り、先が思いやられます・・・

春学期終了!

同志社女子大学での授業も今年で2年目。
その春学期が終了しました。

大教室!

春学期は京田辺キャンパス。
今回の受講生は過去最多の250名!
大教室をびっしり埋める女子大生の迫力(?)は相当なもので、
去年は毎週ドアを開けるたび「めまい」がしましたが、
今年になってようやく少し慣れてきました。

ただあまりにも人数が多過ぎて、
最後まで学生の顔と名前が一致しなかったのが、ちょっと残念・・・

期末テスト

学期の締めくくりには「期末テスト」。
毎回調子に乗って、変わった問題を出すのですが、
若い子ならではのおもしろい回答がたくさんあり、
今後の制作の参考になりそうです。

ただいつも書いてるような気がしますが、
やはりこれだけの量、読むのは楽しいのですが、採点が・・・

それはともかく受講生のみんな、お疲れさまでした。
楽しく有意義な夏休みを過ごしてください。

続・楽しい「粗彫り」

制作中の対の作品

少し前に書いた「対」の作品の粗彫り。
今は向かって右側の作品の粗彫りをある程度済ませ、
バランスを取るため、左側の作品の粗彫りにかかっているところです。
ふたつ並んだ雰囲気がおもしろかったので、
今回は下図を薄く切って残しておくことに・・・
途中経過は「上彫り」が済んだ頃にお見せしたいと思います。

続・祇園祭と伊東家

今日は17日、祇園祭では「前祭巡行」が行われました。

ウェスティン都ホテル

父、十二世久重作の長刀鉾守護神「和泉小次郎親衡」像、
九世久重作の月鉾の稚児人形「於菟麿」も巡行に参加。
今年の任務を無事に終えました。

さて、巡行が終わるとすぐに片付けられるのが通例の山鉾。
もちろん「和泉小次郎」も「於菟麿」も、
次の年の巡行に備えて、蔵に大事に保管されるのですが、
たまに工房に帰ってこられることがあります。

帰っていく「和泉小次郎」

これは4年前に撮った「和泉小次郎親衡」。
祭の期間中、鉾の真木で風雨にさらされているため、
数年も経てば傷みも相応ですが、
そんな時はしばらく工房で休養し、リフレッシュ・・・

先祖の仕事を継続して手掛けることができる。
ありがたいことです。