追い込み!

今日は箱根の展覧会まで10日、
さらに作品の発送まで1週間、というキリのいい(?)日・・・
なのですが、実はまだ「顔描き」の真っ最中です!

いよいよ・・・

少し前に書いた、立雛の「顔描き」は済ませたのですが、
肝心の御所人形が・・・

朝から・・・

「目」を描き、「眉」を描き、「口」を描き・・・と、
連日、朝から晩まで人形と向かい合っていると、
「ゾーンに入った」ような感覚になることが・・・

夜まで・・・

今回の展覧会では新しい「立雛」の発表も予定していますが、
実はそちらも未完成!

勝負の「口」

まだまだやることは山積みですが、
なぜか不思議と「いい作品ができる」確信が・・・?
ご期待ください!

いよいよ「顔描き」!

箱根の展覧会まであと6週間。
案内状に掲載する作品の撮影はもちろん、
校正も済んで、あとは印刷を待つばかり。
会期中の滞在スケジュールを確認し・・・と、
だんだん気分も盛り上がってきました!

とはいうものの、肝心の作品制作はまだまだこれから。
しかも今回はプロデューサーから「立雛を少し多めに・・・」のリクエスト。

立雛の頭

ということで、いよいよその立雛の「顔描き」にかかります。
先日も書きましたが、今回は新しいスタイルの立雛を発表する予定。
おそらく(ギリギリに)完成する・・・はず・・・です!

謎の物体

いきなり「謎の物体」登場。
人形の持物や装飾品もすべて自分で作るのですが、
これはいったい・・・?
正解は完成した時にお見せします!

秋は「胡粉塗り」

9月に入り、
暑さも少しやわらいで過ごしやすい日が続いていますが
この時期は絶好の「胡粉塗り」シーズン。
彫ってから中を刳り貫いた状態で乾燥させていた人形に
いよいよ胡粉を塗っていきます。

「地塗り」中の人形

3回塗ったところで、ふと思いつき写真撮影。
この段階ではまだうっすらと「木目」が見えています。
「地塗り」だけでも30回は塗り重ねないといけないので、
作業はまだまだこれから。
この人形は年内完成の予定です。

続・楽しい「粗彫り」

制作中の対の作品

少し前に書いた「対」の作品の粗彫り。
今は向かって右側の作品の粗彫りをある程度済ませ、
バランスを取るため、左側の作品の粗彫りにかかっているところです。
ふたつ並んだ雰囲気がおもしろかったので、
今回は下図を薄く切って残しておくことに・・・
途中経過は「上彫り」が済んだ頃にお見せしたいと思います。

楽しい「粗彫り」

ここしばらく、工程は「粗彫り」が続いています。

楽しい工程

これは父が依頼された、「対」になる作品の片方。
この人形の場合、「なんとなく右に寄っている」のがポイントです。
下図はもちろん父、最低限にしか描かれてませんが、
意図を汲んで慎重に彫っていきます。
この「粗彫り」、最初の頃は単純な作業に思いましたが、
今では「完成した姿」をイメージして取り掛かれるようになりました。
楽しい工程です。

「粗彫り」の途中

先日お知らせした秋の箱根での展覧会
来春の東京での展覧会に向け「粗彫り」を進めています。

素材である桐の木

自分の作品、父の作品とも「粗彫り」は建一の仕事。
次の段階「上彫り」に入るまでは地味な工程なので、
写真を撮るまでもないと思っていたのですが、
ふと思いつき、作品を寝かせて記念撮影。

人形の底の穴

底に小さな「穴」があいています。
伊東家の御所人形は「木彫りであること」が大前提ですが、
実は彫っている途中に一旦作品を半分に割り、
中を刳り貫く工程を入れています。
この「穴」は作品完成後も内部に空気を循環させるためのもの。

木彫に使う道具

四季の気候の変化にも対応し、
ひびが入らないようにと、江戸時代から続けてきた大事な工程。
何代にも渡り、受け継がれてきたこだわりの部分です。

この他にも伊東家の人形制作には様々な創意工夫が加えられています。
詳しい制作工程については「御所人形の制作法」をぜひお読みください。