制作工程 ④

制作工程 ①」、「制作工程 ②」、「制作工程 ③」、から続きます。

「紙貼り」が終わると、いよいよ「胡粉塗り」に入ります。

「胡粉」とは「牡蠣の貝殻の内側の白い部分を砕いて粉末にしたもの」です。
「胡粉」はニカワや水などと配合し、こなし、液状にし、何度も塗り重ね、
さらに磨くことによって、深みのある光沢が出る、大事な素材です。

胡粉作りに使用する道具

この「胡粉作り」は伊東家では「秘中の秘」。
その配合は親から子にのみ受け継がれ、書き留めることも許されません。
季節、またその年の気候によって、微妙に配合を工夫し、
今日まで続いてきました。

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立木山

登り口

家族で立木山へ厄除けのお参り。
登り口から八百段余りの階段を登ります。

祖父寄進の石碑

立木山にお参りする最大の楽しみ、祖父寄進の石碑。
息子ふたりも大喜びで記念撮影。

立木山本堂

走って登る息子たちから、かなり遅れて本堂に到着。約20分。
お参りを終えて、ひと安心。
これで心置きなく仕事に集中できます。祖父に感謝。

制作工程 ③

制作工程 ①」、「制作工程 ②」、から続きます。

上彫りができた人形は、このあと「胡粉塗り」に入ります。
しかしその前に、地味ですが、欠かすことのできない工程があります。
それが「紙貼り」です。

何か書いてあるのが見えますか?

貼っているのはむこうが透けて見えるほど薄く、
少し揉むだけで毛羽立つようなやわらかい紙。
桐と胡粉をなじませ、つなぐ、大事な役割をはたします。

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個展まであと2か月

いよいよ笑っていられない個展2か月前。
制作はまだまだこれから。
連日睡眠時間3時間で頑張っています。

芦ノ湖の海賊船から駒ヶ岳をのぞむ

「伊東建一 御所人形の世界」
2012年11月18日(日)~25日(日)
箱根やまぼうし (箱根町箱根)
やまぼうしオーナー・浜美枝さんのホームページ
Mie’s Living  http://www.mies-living.jp

制作工程 ②

制作工程 ①」 から続きます。

粗彫り後、半分に割り、中をくりぬき、3か月ほど乾燥させた木地は
もう一度貼り合わせられ、いよいよ上彫りに入っていきます。

上彫り途中の人形

ここからまだまだ細かく彫っていきます。
このあと塗り重ねていく胡粉の厚みを慎重に考慮しながらの作業です。

顔のアップ

目・鼻・口の位置はこの段階で決定され、
これ以降の工程で変更することはできません。
上彫りは作品の仕上がりを決定づける非常に重要な工程。

作品の完成まで、登山でいうと「3合目」ほどの地点です。

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